過去にも弊社HP等でお知らせしたことのあるお問い合わせがまた又、増えて来ました。
それは、火災保険にまつわる住宅修理に関するトラブルや詐欺まがいの営業です。
「火災保険で屋根が無料(¥0)で直せます」とか「火災保険を臨時ボーナス・・・」etc
といった類いの投げ掛けや誘い、直接にも営業が。。SNS・webからも来ているようです。
大事な事を最初にお伝えします。殆どの事業者・工務店さんやその関係者は善良で安心して信頼出来るのですが、注意すべきはその中には怪しい業者もいるという事実です。 その見極めとそんな詐欺に引っ掛からないように情報提供させて頂きます。
こういった被害にあわない為にも少し長文ですが、お付き合いください。
今日は大阪から来ていて雨天でもあるので屋根の上には上がれないから先ほどの写真で事故報告をして欲しいとの重ねての業者の依頼にそれなら日を改めてしっかりした損害内容や破損箇所の写真や見積もりを出して欲しいと言うと時間が無いからと Aさん宅を立ち去ったそうです。
→その後も見積もりは届かないようです。大阪は遠いから時間が掛かるんでしょうか?!
未然に被害が防げて良かったですが、賢明な奥様の判断による処が多かった案件です。「¥0(ただ)ほど怖いものはない」と昔から云いますが如何でしょうか?
保険で認定されればと言う前提付きでのお話ですから保険対応できなければ「全額」負担されるのは家の持ち主様です。見積もりを出して「持ち主に承諾を得た」段階で 保険対応できようが出来なかろうが無関係に業者は狙い通りに請求して来ます。
それも多くのお客様は、親切に遠くから(姫路に大阪や名古屋、北海道から)来てくれる「親切な業者」なわけですから「相見積もり」なんてしたら失礼やと見積もりの信憑性に目が行かないように言葉巧みに事を運びます。
あなた→「(保険で出るのなら少しくらい高くても自分は損しないし)お願いします。」と言ってしまいます。これがこの業者本来の狙いです。そして、契約書を楯に保険対象外の高額な金額請求して、帰り際にこう言い残します。「(保険を出してくれる保険会社や代理店)と 契約した方が良いですよ(笑)」と正に本末転倒の「捨てゼリフ」です。
予防策の一つは、修理契約書は保険会社からの支払確定後に結ぶようにしましょう。
更に想定した保険金を受け取れず工事をキャンセルしようとしたら、悪徳業者は、間違いなく「手数料」とか「違約金」等々の名目での様々な金銭の要求をしてきます。保険会社から保険金を受け取れたとしても、悪徳業者は手数料だけ受け取って、実際には工事が行われなかったり、いい加減な工事が行われたりする事もあるようです。相見積りや工事業者の変更が出来るか確認すると化けの皮が剥がれる事も多いでしょう。
様々な相談に日々対応してくれるホームドクター的代理店を探すことが早道です。
お客様と様々な案件に対処して保険販売だけに留まらず様々な角度からお役に立てるよう、寄り添える努力を日々に活かしている代理店であることです。弊社でも時間や労力の許す限り、ご相談には努力させて頂いていますが、相談件数が 増えてくると時間の限りもあり、又、弊社顧客の場合以外では契約内容が確認出来ない事や正確に分からない場合もあり、他社契約の場合は詳細な内容が掴めず間違った答えになる事は、私たちも望みませんのでご理解の上でご相談下さい。
先ずは、今契約されている代理店さんや保険会社に相談です。
最後になりますが、悪徳業者には注意とお客様には高くアンテナを張り巡らせて下さるようにお願いします。(迷ったときは契約前に弊社へお電話ください。)ネットで調べるのも現代に於いて手軽で有益です。ネット上の情報収集の仕方があります。 本件のように「保険代理店目線」と「修理業者目線」の観る方向によってかなり違いが見えてきます。そんなうまい話は転んでいません。そんな盲点とも言うべきポイントに的を絞って、痛い目に遭わないようにご注意下さいという観点と、保険を掛けているのだから使えるものは使いましょう。使わないと掛け損になってしまいますよ。という観点の違いによるお勧めや意見があります。 申し上げたいのは、双方が対立している考え方では無く互いに補完し合って成り立っており双方に正しく、必要な存在であると云うことです。そもそも悪徳業者の着眼点は、「保険で(大きな金額が)無料になるから」がポイントです。然しながら、壊れていないところや保険対象外であるものも含めて請求しようとする処に無理があります。ですから、トラブルになります。善良な業者さんはここに記した点について全てご対応頂けるはずです。そこを見落とさないよう心がけて下さい。
特殊詐欺も含めて多くの情報弱者が狙われ続けており、効果的に取締まれない不甲斐ない時代状況ですので自己責任で自己防衛を計るしかありません。何度も言いますが、こういった悪徳業者は、ほんの一部で多くの業者は善良で真面目な業者さんが圧倒的多数を占めるのですが、極々、一部であるその悪徳業者に当たらないとも言い切れません。そして悪徳業者は「手を変え・品を代え・繰り返し」襲いかかって来ていることを忘れてはいけません。今まで以上に、私たち保険代理店や保険会社、業界団体は自己の於かれている立ち位置やどうあるべきかを熟慮する必要性があります。契約者の相談・代弁が出来ることや気持ちをくみ取ることが出来るプロが必要な時代です。建築関係の方に聞きますと「訪問営業の業者は避ける」方が良いそうです。
ご要望があれば安心できる工務店・工事業者も近隣であればご紹介できます。
参考: 一般社団法人 日本損害保険協会
※同じ様な怪しげな団体や会社名も有りますのでご注意下さい。
参考:独立行政法人 国民生活センター